パッ、手を離すと茜はすぐに3メートルくらい遠ざかった。
「てめっ、マジふざけんなよ!!」
まだ赤い顔で叫ぶ茜は、正直全然怖くない。
おまけに3メートル離れてるしね。
ぷぷっ、茜の様子をみて笑いながら「よいしょおっ」と茜のバイクにまたがった。
「ほらー、茜!はやく行くよ!」
「まじでありえねぇ…、つかそれ俺のバイクだからな!」
ズカズカこっちに歩いてきて、私の頭にヘルメットをかぶせた茜はバイクに跨った。
今だ1人でぽっかり口を開けている須佐っちを振り返って、「じゃあねー!」と言うとすごく気の抜けた返事が返ってきた。
「んじゃ、摑まっとけ」
「はーい」
ちなみに茜に摑まれって言われる前に摑まると、茜はテンパってバイクから落ちそうになると言うのがこの間判明した。
つまり、茜は不意打ちは無理ってことらしい。
ぷ、おもしろ。
なんて考えながら茜のしっかりした体に腕を回した。
そして、ぼーっとしてる須佐っちをおいて私たちは発進した。
──ついに明日は、文化祭1日目。
「てめっ、マジふざけんなよ!!」
まだ赤い顔で叫ぶ茜は、正直全然怖くない。
おまけに3メートル離れてるしね。
ぷぷっ、茜の様子をみて笑いながら「よいしょおっ」と茜のバイクにまたがった。
「ほらー、茜!はやく行くよ!」
「まじでありえねぇ…、つかそれ俺のバイクだからな!」
ズカズカこっちに歩いてきて、私の頭にヘルメットをかぶせた茜はバイクに跨った。
今だ1人でぽっかり口を開けている須佐っちを振り返って、「じゃあねー!」と言うとすごく気の抜けた返事が返ってきた。
「んじゃ、摑まっとけ」
「はーい」
ちなみに茜に摑まれって言われる前に摑まると、茜はテンパってバイクから落ちそうになると言うのがこの間判明した。
つまり、茜は不意打ちは無理ってことらしい。
ぷ、おもしろ。
なんて考えながら茜のしっかりした体に腕を回した。
そして、ぼーっとしてる須佐っちをおいて私たちは発進した。
──ついに明日は、文化祭1日目。