思い出して、ヘラッと緩んでいた口元が自然に、きゅっ、真一文字に結ばれる。
篠原柚姫は、なんでまだ私に関わってくるんだろう。
あの子は全てを手に入れたのに。
──それなのになんで。
「日向…」
私の顔を覗き込んで、須佐くんが心配そうな声をだす。
「あー、悔しいなぁ…」
じわりじわり、歪んでいく視界を阻止するように。
目に溢れたそれをこぼさないようにするために、私は眉に力をこめた。
顔を覗き込んでいた須佐くんは、私のそんな様子に気づいたのか。
私の頭にぽんぽんと手をおいて優しくフッと、笑った。
「日向は強ぇよ。日向は、強い。──だからまだ、頑張れるか?」
「…うん」
須佐くんのその言葉で、私はまた眉に力をこめた。
まだ、泣かない。
私はまだ、頑張れる。
俯いていた顔を、クイッ、あげる。
須佐くんはそれにつられるようにニカッと笑った。
「じゃあ最後まで、終わらせようぜ。そんでまた、クラスの奴ら驚かしてやろう」
「──うん!!」
直して使えるものは使って、使えないものは作っていく。
須佐くんと2人で協力して、四時間目の半ばあたり。
教室の修復が完了した。
篠原柚姫は、なんでまだ私に関わってくるんだろう。
あの子は全てを手に入れたのに。
──それなのになんで。
「日向…」
私の顔を覗き込んで、須佐くんが心配そうな声をだす。
「あー、悔しいなぁ…」
じわりじわり、歪んでいく視界を阻止するように。
目に溢れたそれをこぼさないようにするために、私は眉に力をこめた。
顔を覗き込んでいた須佐くんは、私のそんな様子に気づいたのか。
私の頭にぽんぽんと手をおいて優しくフッと、笑った。
「日向は強ぇよ。日向は、強い。──だからまだ、頑張れるか?」
「…うん」
須佐くんのその言葉で、私はまた眉に力をこめた。
まだ、泣かない。
私はまだ、頑張れる。
俯いていた顔を、クイッ、あげる。
須佐くんはそれにつられるようにニカッと笑った。
「じゃあ最後まで、終わらせようぜ。そんでまた、クラスの奴ら驚かしてやろう」
「──うん!!」
直して使えるものは使って、使えないものは作っていく。
須佐くんと2人で協力して、四時間目の半ばあたり。
教室の修復が完了した。



