「てことは、白龍の姫なのか?青嵐の元姫って知ってんのかそいつら?」
フルフル、首を横にふって。
口を開こうとしたときに、須佐くんに肩をガシリと掴まれた。
「あぶねぇよ!それ青嵐の元姫だってバレたら、また手のひら返されるぞ!それか息の根止められるぞ!?」
「い、いや。私が首をふったのは、そっちじゃなくて!姫ってほう!私は白龍の姫じゃないよ、それにみんなは私が青嵐の元姫だって知ってる」
「あ、なんだ知ってるのか。よかった…────姫じゃ、ない?」
須佐くんが安堵の表情を浮かべたのも束の間。
次の瞬間、眉を寄せて目を見開いて「嘘だろ?」とでも言うようにこっちを見てきた。
「うん、下っ端!」
笑顔でそう言うと、須佐くんは、一瞬ガチリと固まった。
「は、おま、マジかよ…?じゃあ喧嘩するってことかよ!それも日向直接的におれの敵じゃん!」
「ときどき夜喧嘩してるー」



