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次の日。
何時もより早く教室に来た私は、まだ少ししか人がいないけどその人たちが動揺してるのを感じとった。
まさか、完成してるとは思ってなかったんだろう。
…だめだめ、にやけるな私!!
「なんで、完成してんのよ!?」
「しらないよ!諦めて帰ると思ったのに!」
ヒソヒソと話す後ろのギャル達の声が聞こえてきてしまって、私はニヤニヤしそうになるのを必死に堪える。
それからも登校してきた人はみんな、「え!?」みたいな反応をしてて。
…ふふん、どうよコレ!!!
睨んでくる目線も気にせず、心の中でドヤ顔をしていると、先生が教室に入ってきた。
「うぉっ、なんだこれすげーな!てかオイ花崎ー、昨日遅くまで残ってこれやってたんだろ?お疲れー」
せ、先生なんで知ってんの?
「でもな、花崎、下校時刻すぎてんのに教室に残ろうとした上に、他校の不良いっぱい連れてきやがって。昨日の日直の先生に聞いたぞ!そーゆーのはバレねぇようにやれ!」
あの先生、チクったのか!担任に!
それも不良いっぱい連れてきたとか、教室で言われたら……
「ほら!やっぱりあいつ青嵐の皆さん裏切ってる!!」
「ほんっとに、許さねぇ…」
「絶対体売ったっしょ?」
「アハハ、ありえるー」
「えー!!あたしたちそんな教室で文化祭すんの?汚れるー」
…こう、なっちゃうでしょうよ。
でも、担任にはこの言葉達が聞こえて無いらしく。
ざわついた教室をみてひとり、「?」と言う顔をしていた。
まったく。
でも、今日は特に問題もなく進められた。
衣装をつくってた子は、今日はちゃんとやってくれて完成したし。
教室を見に来た先生からオッケーをもらって、そのあとはひたすら教室の外側の装飾をつくった。
気づけば放課後。



