「ほら、早く!私が怒られてしまうんだよ」
「私だって担任の先生に怒られちゃうんですっ!」
怒鳴ってくる先生に、負けじと大きい声で言い返したのが余計怒らせてしまったのか、腕をガシリ、掴まれた。
「え、ちょ!?」
「ほら、はやく帰りなさい!」
グイグイ、私を教室の外にひっぱっていく。
やばい、どうしよう。
「離してくださいっ、頼むから見逃して!」
なんでこうもツイてないんだろう、今日は。
明日の朝、はやく来てやるので終わるかな…?
諦めて、抵抗する力を弱める。
そのままズルズルと教室の扉の前まで連れていかれてた。
「ほら、帰った帰った!」
先生のそんな言葉にため息をついてから、「あ、カバン」と呟き振り返る。
私が教室の方へ何歩か戻ると、廊下の方を向いている先生の焦ったような声が聞こえてきた。
「だ、誰だ君たちは!」
先生の焦ったような声を背中に、特に気にせず机へ向かって歩く。
そのまま、カバンを取りにいこうとすると──
「強いて言うなら、そいつの仲間?」



