真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



「ほら、早く!私が怒られてしまうんだよ」


「私だって担任の先生に怒られちゃうんですっ!」



怒鳴ってくる先生に、負けじと大きい声で言い返したのが余計怒らせてしまったのか、腕をガシリ、掴まれた。



「え、ちょ!?」


「ほら、はやく帰りなさい!」


グイグイ、私を教室の外にひっぱっていく。


やばい、どうしよう。


「離してくださいっ、頼むから見逃して!」


なんでこうもツイてないんだろう、今日は。


明日の朝、はやく来てやるので終わるかな…?




諦めて、抵抗する力を弱める。


そのままズルズルと教室の扉の前まで連れていかれてた。



「ほら、帰った帰った!」


先生のそんな言葉にため息をついてから、「あ、カバン」と呟き振り返る。

私が教室の方へ何歩か戻ると、廊下の方を向いている先生の焦ったような声が聞こえてきた。



「だ、誰だ君たちは!」



先生の焦ったような声を背中に、特に気にせず机へ向かって歩く。

そのまま、カバンを取りにいこうとすると──




「強いて言うなら、そいつの仲間?」