「ぷっ、なにあれ」
「やば、気の毒ーっ」
クスクスクス、会議室が私の嫌いな笑い声でいっぱいになる。
あぁもう、本当に最悪だ。
今日は倉庫も行けないかもしれないし。
とりあえず、ペンキを洗おう。
そう思って立ち上がったときに、ガラッと扉が開いて先生が入って来てしまった。
「あら?花崎さん…、文化祭の準備頑張ってるんですね?偉いです!皆さんも見習ってくださいね!それでは始めますか!」
パチリと目があった先生はなぜか嬉しそうにそんなことを言って。
私の肩に手をおいて、椅子に座らせた。
いやいや、なんで座らせないでええ!?
始めないでええ!!?
いまどう考えても立ち上がったよ私!!
それも顔にペンキがついてるのを頑張ってる証って捉えられるとは。いや、頑張ったけども!
──もちろん、立ち上がったのに座らされ、顔も洗いにいくことができなかった私は会議室の人たちにより一層笑われた。



