「え!?須佐くん!?」
「お、追いついた…俺も買い出し手伝うよ。一人じゃ無理だろ?」
つくづくわからない子だな、なんて思いながら手に持っているメモを見て苦笑いをこぼした。
「これは流石にちょっと無理かも…」
苦笑いしたまま須佐くんを見ると、目線が重なった。
あ、初めてかも。
すぐに逸らされるかな、そう思っていたけどなぜか須佐くんはすぐには逸らさず。
何かを言いたげな表情で立ち止まった。
言おうか、言わないか。
迷っているようなそんな感じ。
「…須佐くん?」
「え、あ、なんでもない」
でもちょっと声をかけると、慌てたように苦笑いして須佐くんはまた歩き始めた。
なんだったんだろう。