そうおもってた矢先で、朝、見てしまったのは。 今まで一人だったくせに、横に男を連れて楽しそうに登校してくる日向だった。 あの男も、当然体でたぶらかしたんだろう。 いたずらっ子のような顔で笑う日向の全てが、気持ち悪りぃと思った。 あの笑顔も作り物で、純情そうな性格も作り物。 ヘドがでそうだ。 そう思ったら、もう俺の気持ちに歯止めは効かなかった。