真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




「でも、朝陽さんはブレザーの方が似合いそう…!」


ぶつぶつ独り言を言うと、茜にちょっと引かれた。



あ、そういえば。




茜から離れて未だじゃんけん大会をやっている白龍の不良の中に入っていく。



そしてミッキーの前までいって、にっこり笑い。


さりげなくスッと、前髪まで手を伸ばすとその手をやんわり掴まれ降ろされた。




「あー!!失敗したぁ!」



「もういい加減諦めような?」




そう、最近私の中でブームになっているのはミッキーの素顔を見ること。



だけどなかなか上手くいかないんだよねぇ。



ぶうっとぶーたれて茜のところに戻ると、「ぷっその顔まんま餅だな。まぁ幹生の素顔はいつか見れるだろ」
と言われた。


「餅って何だし!っていうか、なんで皆は見たことあるのに私はないの!?絶対見てやる!」



意気込んでそう言うと、まあ頑張れという適当な返事が返ってきた。


もう!



そんなことをしている間に、文化祭に来る人が決まったらしい。


私のところに皆が集まってくる。


そして、ミッキーが嬉しそうに口を開いて結果を教えてくれた。



午前は大分濃いメンバーで、ミッキーと奏多とまーくん、モヤシダさんとタカと朝陽さん、それと私を姉御と慕う四人組。



でも午後は暁と美影にプラスして、大仏くん、マッチョくん、ノッポくんにマツゲに輪ゴムくん、赤に黄色に青……と、私が倉庫で仲良くなった下っ端軍団の中から沢山来てくれる事になった。


嬉しいなぁ。


騒がしいみんなを眺めながら、大仏くんを探す。



あだ名はもちろん、私がみんなに付けたやつ。


…ネーミングセンスが皆無とか茜に言われたけど、そんなことないし!

みんなも喜んでたし!多分!


私なんか白龍の何人からは、親しみをこめて「ひーちゃん」って呼ばれてんだからな!


えっへん、一人でドヤってから、丁度見つけた大仏くん達のところに駆けていく。



「大仏くーん、マツゲー!!来てくれるなんてテンションあがるよ!」


「ひーちゃんの頑張り見たいしな!」


「おうよ!日向の学校も行きたいし!」