真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



後悔は、しない。



けどやっぱりバカなことをしてしまった自分に少し腹がたつ。


夕に殴られて崩壊した暗黙のルール。


それはつまり──私へのイジメが始まるということ。


そこまでは全部夕のせいだ。




けど、きっと明日からのイジメはもっと酷くなる。


その引き金を引いてしまったのは、紛れもない。私だろう。



「あーーー、もう!」



ぶんぶん、頭をふってそんなことを取っ払う。


だめだ、気にしちゃ。


もう言っちゃったものは言っちゃったんだし。


謝る気もさらさらないし。



あとは流れに身を任せます!よし、そうしよう!



ふん、と鼻から息を吹き出し決意して私は家にむかって歩き始めた。