後悔は、しない。
けどやっぱりバカなことをしてしまった自分に少し腹がたつ。
夕に殴られて崩壊した暗黙のルール。
それはつまり──私へのイジメが始まるということ。
そこまでは全部夕のせいだ。
けど、きっと明日からのイジメはもっと酷くなる。
その引き金を引いてしまったのは、紛れもない。私だろう。
「あーーー、もう!」
ぶんぶん、頭をふってそんなことを取っ払う。
だめだ、気にしちゃ。
もう言っちゃったものは言っちゃったんだし。
謝る気もさらさらないし。
あとは流れに身を任せます!よし、そうしよう!
ふん、と鼻から息を吹き出し決意して私は家にむかって歩き始めた。



