「先輩にむかって、そんな口きいていいと思ってんの!?」
「ただで済むと思わないでよ!!」
先輩は怒ったように、私の足を蹴ってくる。
けど、あんまり痛いと感じなかった。
最近強い蹴りいっぱいうけてたからなぁ。
私は、スッと立ち上がって。
まさか立てると思ってなかったらしく、戸惑ってる先輩たちを思いっきり睨んで、息を吸い込んだ。
「もう一回私の仲間を馬鹿にしたらっ!!!そんときはぜっっったいに許さねぇから、覚悟しろっ!!!」
バカみたいにおっきい声で。
校内に響き渡るくらいの大声で。
白龍に届ける勢いで。
そう宣言して、私はその場からマッハで逃げた。
早かった、もはや光の速度だった。
走ったけど、やっぱり痛かったから途中からは競歩の選手張りのスピードで歩いた。
なんとか下駄箱までついて、上がった息を整えると。
同時に正常な判断力が戻ってきた。
…ひぃい!!先輩に啖呵きってしまった!



