真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




「先輩にむかって、そんな口きいていいと思ってんの!?」


「ただで済むと思わないでよ!!」


先輩は怒ったように、私の足を蹴ってくる。


けど、あんまり痛いと感じなかった。


最近強い蹴りいっぱいうけてたからなぁ。



私は、スッと立ち上がって。


まさか立てると思ってなかったらしく、戸惑ってる先輩たちを思いっきり睨んで、息を吸い込んだ。




「もう一回私の仲間を馬鹿にしたらっ!!!そんときはぜっっったいに許さねぇから、覚悟しろっ!!!」





バカみたいにおっきい声で。

校内に響き渡るくらいの大声で。


白龍に届ける勢いで。


そう宣言して、私はその場からマッハで逃げた。


早かった、もはや光の速度だった。


走ったけど、やっぱり痛かったから途中からは競歩の選手張りのスピードで歩いた。



なんとか下駄箱までついて、上がった息を整えると。


同時に正常な判断力が戻ってきた。




…ひぃい!!先輩に啖呵きってしまった!