真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



本当は、気を抜いたら泣いてしまいそうで。


逃げ出したかった、だれも信じてくれないこの場所から。



──前までは。



「なに、いってんの。ッ、生意気!!!」



戸惑ったような声を出した女の先輩だったけど、いわれた内容がムカついたらしく私の頭を壁にゴン!!と押し付けた。



──だからね、茜。


だからね。


本当はこの辛さから救ってくれた茜に、どれだけ伝えても足りないくらいに感謝してるんだ。



だからね、白龍のみんな。



みんながちょっと道を踏み外した存在だとしても、私はみんなと同じ道を歩いて行きたい。


君たちが、苦しんでたら今すぐ助けにいきたいし。


君たちを馬鹿にする人がいたら、そんときは私が許さない。



そう、思ったんだよ。



白龍を守れる存在になりたい、そう思ったときから私の気持ちは揺るがない。