真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】










「…た!日向!起きろよお前」



コツン。


頭に優しい衝撃が走って、私は目を覚ました。


「…あ、おはよ」


「おはよじゃねぇっつの、お前実行委員遅れるぞ」


南の顔をみてヘラリと笑った私は、まだ夢見心地だったのに。


南の一言で頭が覚醒した。


「じっこういいん!!」


机をバン!と叩き椅子を後ろにはっ倒す勢いで立ち上がると、骨に痛みが走った。



「いっててて」



…って、やば!


「? なにが痛えんだ?」


首を傾げた南に、よかったばれてなかったと安堵して「て、手が痺れちゃったな〜」と言いなんとか誤魔化した。


「じゃ、南あとで!」


「おう、がんばれ」


こんなことしてる場合じゃないと、持って来ていたカバンを掴んで空き教室から早足で出る。



場所も知らないから、勘で会議室だと決めつけそこまでいって扉を開くと、沢山の目線を浴びせられた。



「実行委員の子ね?座りなさい」


「す、すみません!」


ビンゴ!私の勘、冴え渡ってる!


なんて心の中で叫びながら、先生のトゲトゲした視線から逃げるように椅子に座った。