今度は誰も邪魔はしてこなくて、保健室に向かってふらふら歩く私をただ見るだけだった。
──ガラガラガラ…
保健室の扉の鍵は空いていたけど、中に先生はいなかった。
好都合、と思いながら、タオルとジャージとシップを借りてベッドのカーテンを閉めた。
制服を脱いで、全身と髪の毛を拭いてジャージに着替えて。
ベッドに腰かけて、頬にシップを貼る。
濡れた服を袋に詰めて、ふーっと息をついた。
先生が来る前に、保健室からでなきゃ。
でも、一回腰を下ろすとなかなか上げる気になれない。
それに歩ける程度ではあるけど腹部が痛い。
折れてはいない。歩けてるし。
けど、ヒビくらいは覚悟しといた方が良いかもなぁ…。
傷を見るためにそっと服を捲り上げると、そこは今までよりも青くなっていた。
ホントに、やばいかも。
目をそらしたくなるような色に、私は急いで服を下ろした。



