真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




今度は誰も邪魔はしてこなくて、保健室に向かってふらふら歩く私をただ見るだけだった。






──ガラガラガラ…



保健室の扉の鍵は空いていたけど、中に先生はいなかった。


好都合、と思いながら、タオルとジャージとシップを借りてベッドのカーテンを閉めた。


制服を脱いで、全身と髪の毛を拭いてジャージに着替えて。


ベッドに腰かけて、頬にシップを貼る。


濡れた服を袋に詰めて、ふーっと息をついた。



先生が来る前に、保健室からでなきゃ。



でも、一回腰を下ろすとなかなか上げる気になれない。


それに歩ける程度ではあるけど腹部が痛い。


折れてはいない。歩けてるし。


けど、ヒビくらいは覚悟しといた方が良いかもなぁ…。



傷を見るためにそっと服を捲り上げると、そこは今までよりも青くなっていた。


ホントに、やばいかも。


目をそらしたくなるような色に、私は急いで服を下ろした。