ただ、そんな左側の人たちとは違って、右側の人たちは怪我が見えないからよく分からないらしく。 「は?なになに?」とか言いながら、ニヤニヤしている。 水をそのままに歩き出した私の肩を、右側にいた男子が掴んで振り向かせた。 ニヤニヤ笑ってたそいつの顔もまた、驚愕の色に変わる。 右側の奴らにもみえてしまった様で、廊下はシンと静まり返った。 最悪だ。 こんなの、見られたくなかった。 屈辱でいっぱいになりながら、痛みに耐えて私はまたふらふら歩きはじめた。