真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】





ただ、そんな左側の人たちとは違って、右側の人たちは怪我が見えないからよく分からないらしく。


「は?なになに?」とか言いながら、ニヤニヤしている。



水をそのままに歩き出した私の肩を、右側にいた男子が掴んで振り向かせた。



ニヤニヤ笑ってたそいつの顔もまた、驚愕の色に変わる。


右側の奴らにもみえてしまった様で、廊下はシンと静まり返った。



最悪だ。


こんなの、見られたくなかった。


屈辱でいっぱいになりながら、痛みに耐えて私はまたふらふら歩きはじめた。