真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



やばい、これは骨ちょっとイったかもしれない。



ありえないほどの痛みに耐えながら立ち上がる私を、まだなお笑い続ける周り。




鬱陶しくて、たまらない。



なんで、夕。



なんであんたはまた関わってくるんだろう。



ふらり、ふらり、進んでく私に誰かがドン!とぶつかった。



衝撃で後ろに倒れた私は、腹部に走った激痛に「うあっ…!」と声を漏らした。



なんで、こんなときに。



「いっ、いったぁ…!!」




…ぶつかってくるかな、篠原柚姫は。




周りは、「ひっどー、まだいじめてんの?」「篠原さん大丈夫?」「ちょっと痛い目に合わせた方が良いんじゃない?」という声で溢れ返った。




そこで、気づく。



そっか、そうだった。他の生徒が今まで私に何もしなかったのは、私に関わって良いのか分からなくて。

関わって青嵐に何か言われるかもしれないのが怖かっただけで。




幹部が皆の前で直接私に関わって殴ったら、それは──暗黙のルール崩壊の合図。


裏では篠原柚姫の悪口を言ってるギャルたちも、今はよってたかって私を責めていた。




…どっからどう考えたって、篠原柚姫がぶつかってきてたじゃん。