真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】








──姫だったときのことは、いっときの夢で。





今が夢から覚めた現実。




私は、仲間なんてつくっちゃいけなかった。



…私は、幸せになっちゃいけないんだよ。


だって私は許されない過去が────そこまで考えて、ハッとする。




また思い出しちゃった、駄目だ。





バカみたいに思いだして、泣きそうになってしまう。
姫を辞めてからの、悪いくせだ。





…気分かえよう。

さっと席を立ち上がり、トイレに行く。






よかった、誰もいない。

誰かいたら、めんどくさいことが起こるか気まずくなるかのどっちかだし。






トイレの鏡の前に立って、私は前髪を止めてあるピンをつけなおす。