な、なにこれーー!?



驚きと戸惑いを隠せない、主役のはずの私を差し置いてみんなはわいわい騒ぎ始めた。




「え?え?え?歓迎パーティー?」



混乱して、頭を抱え始めた私の腕を誰かがグイッと引っ張った。


「うおっ!」


「日向も来ねーと始まんねーだろっ!」



可愛い笑顔を私に向けてそう言うのは、奏多。


い、いやでもさ!


「私まだみんなに認められたかどうか…」



「これ、俺ら全員でやったんだ。
これが俺らの答え。

──これから仲間として、


よろしく日向」



にっこり笑ってそう言った奏多に、私は少し泣いてしまいそうになった。



嬉しくて、嬉しすぎて。


こんな私でも認めてくれて。

白龍の仲間になれて。



目の前には豪華に飾られた倉庫と、テーブルが沢山。

そこにはいろんな料理が置いてある。


綺麗なものから、食べ物かと疑うようなものまで。


でも全部があったかくて、私はみんなにとびっきりの笑顔を向けた。



「みんな、ありがとうっ!!」




──そしてこれから。



仲間としてよろしくね。



私のその笑顔に応えるように笑ったみんなと、私は夜まで騒ぎまくった。