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それからは事件もなく、約束の一週間後がやってきた。
今日はいつもより遅く来てと言われて、6時になるまで茜と話したりバイクを走らせたりして倉庫に行った。
柄にもなく、緊張する。
私を仲間にするのは無理だって言う人がいるかもしれない。
倉庫の前までいくと、茜にちょっと目ぇ閉じてろと言われた。
真っ暗な視界の中で、シャッターの上がっていく音が聞こえる。
「開けていいぞ」
恐る恐る目を開くと、倉庫の中は真っ暗でなにも見えない。
「…んん?」
数歩近づくと、パッといきなり明かりがついた。
そして次の瞬間たくさんのパン!!と言う音が鳴り響いた。
「「白龍初の女子!日向の歓迎パーティーここに開催いたしまーす!」」
奏多と暁が大きい声でそう言うと、みんなが「おおぉー!!」と声を上げた。
…へ??