真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




『いっ…!?』






────飛んできた中哉の足が私のお腹に入って、一瞬何が起きたのか分からなくなった。


あまりにも強い衝撃に、私は倉庫の外に体を打ち付ける。





はは、手加減されてても、まさか、中哉に蹴られるとは思ってなかったよ…。



『…、うっ……』




蹴られたお腹に鋭い痛みが走る。






倉庫の外に蹴り出された私はそこにうずくまって、動けない。



空いていたシャッターが、どんどんどんどん閉まっていく。








『…おねがい、信じてよ…!』








私の必死の叫びは、ガシャンと閉まるシャッターの音にかき消された。










次の日には、もう話は広まっていて。

私は今の姫をいじめた最低な前の姫。



そんなレッテルが貼られていた。

そんな私に話しかける人もいない。






と言うより、私と仲良くして、青嵐の幹部に嫌われるのが怖かったんだと思う。




私の存在を無視して、いない存在にする。




──気づいたときには、すでに暗黙のルールになっていた。





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