「いや、あの、な?」


茜の悪魔の笑みに暁もビビってる。

目線をそろりそろりと空して、私に助けを求めるように目線を送ってきた。


でも私も目線を横にそろりそろりとそらして、南に目線を送った。


そうすると、「はぁ」とため息をついた南は立ち上がって茜に頭を下げた。


「すんません、俺ら茜さんたちに言われたこと破りました」


「え、南…!?」


突然の行動に、私は戸惑いを隠せない。


てゆーか、言われたことってなに?


首を傾げる、私と茜。


って、茜もわからんのかーい!


そんな私の隣にいた暁は立ち上がって、茜に頭を下げた。


「ちょ、暁も…」