そんなの絶対、駄目に決まってる。 倒せなかったとしても、戦わずに逃げることなんてしたくない。 「受けて、立つよ」 彼ら一人一人の目をみてそういった。 「フッ、上等」 「俺らが入ると一発で終わると思うから、とりあえずそこの四人と戦ってみてよ」 そういった黒髪と赤髪は、はじに寄った。 あそこの2人だけは、オーラが違うのが分かる。 きっと、強いんだろう。 でも、ナメられたことが悔しくて私は下唇を噛んだ。 ──相手は四人。