真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



そんなの絶対、駄目に決まってる。


倒せなかったとしても、戦わずに逃げることなんてしたくない。





「受けて、立つよ」




彼ら一人一人の目をみてそういった。



「フッ、上等」


「俺らが入ると一発で終わると思うから、とりあえずそこの四人と戦ってみてよ」


そういった黒髪と赤髪は、はじに寄った。




あそこの2人だけは、オーラが違うのが分かる。


きっと、強いんだろう。


でも、ナメられたことが悔しくて私は下唇を噛んだ。




──相手は四人。