真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】


すごいスピードで風を切っていく茜に声をかけるけど、完全スルー。



よく前見えるよね。

ヘルメットしてないのにさ。


そんなこと考えているうちに、なんだか見慣れた町並みになっていて。


わたしもバイクのスピードになれて、気持ちいいと感じてしまっていた。



「うへへ、楽しー!!」


そう騒ぐ私に向かって、信号で止まった茜は「やっぱお前、女じゃねぇわ」とか言ってきた。

失礼。