真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



それが分かって、一人でニヤついてしまった。


「よし、じゃあ今日は帰る!」


「ん、送る」


ニヤニヤしてる私に嫌そうな表情を向けながら、茜は立ち上がった。



そうだ、私ここがどの場所にあるのかもしらないんだけど!



まぁ送ってくれるんなら乗っていこう。



「じゃ、いくぞ」


「美影色々ありがとう、また明日!」


「…おう」


笑顔で手を振ってから、白龍のみんなの間を練って歩いて、倉庫の外にでた。


みんないろいろ挨拶してくれて、嬉しかったなぁ。


ほくほくしていると、茜が黒い大きいバイクの後ろをぽんぽん叩いた。


のれって?




「た、高くて乗れませんけど!!」


「気合で飛び乗れよ、おら」



先にバイクにスマートに乗った茜が、そんなことを言う。


えええ!




「じゃあ、今スカートだからちょっとこっち見ないでよ!」



「でも俺、早朝からお前の貧相な胸元みせられた…ウ!!いってぇ、腹殴んなよ!」



それってあたしが襲われかけてた時のことでしょ!


まったく!と言いながら、足を上げる。


う、やっぱ高い。



「あっち向いてて!」


茜がわたしの方を見てないのを確認してから、私は思いっきり足を上げてバイクに飛び乗った。



「よっこら!!ふー、のれたのれた」


「…お前、可愛くねぇ」


引いたようにぼそり茜が呟いた言葉に反抗しようとすると、ポンと頭にヘルメットを被せられた。



「茜は、ヘルメットは?」


「いらねー」


「ふーん、気をつけてよ!」


「わかってるっつの」


そう返事した茜は、ハンドルを握って、ブォンブォンと鳴らしてから捕まってろよ、と言った。


とりあえず、茜の背中に捕まるとバイクはすぐにすごいスピードに加速して走り出した。


「ちょっ、とおおおお!」