真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】


もう、フォローのしようがないこの失態の連続…!!


ある意味奇跡だ。


1人でそんなことを思っていると、後ろから我慢できないと言うように


「っぷ!あはははは!!」


と言う可愛い笑い声が聞こえてきた。


私の横まで歩いてきたその可愛い子は、この一連の事件を巻き起こした犯人。


つまり私の手を引っ張った子だ。


責めたい…でもできない!


だって可愛すぎるんだもん!!



モヤシダって!とか言いながら、今だ笑っている様子はどこからどうみても美少女なんだけど。



でも、髪型と服装と身長はバッチリ男子。


ふわふわした髪質で、美味しそうなチョコレート色の髪がまた似合ってる。


ちなみにモヤシダ…間違った林田さんは髪の毛は深緑だ。ワカメだ。



「日向、だっけ?さっきはごめんな!思いっきり引っ張っちまって」


「全然平気!えっと、お名前は」



林田さんの髪の色に釘付けになっていた私は、突然のキューティーボーイの笑顔に焦りまくりながら返事した。ちょっと言葉がおかしいのは気にしない。