ぼろぼろ涙を零してて、きっとみっともない私の顔。
でも前を見て、しっかり伝えた。
皆が迷ったように、困ったように目配せをする。
駄目、かな…?
そう思い、自然と眉が下がってしまった。
「俺らは、別に…なぁ?」
「とりあえず、仲良くなってみなきゃだよな…」
でも私の予想には反してポツリポツリ、そんな言葉が返ってきた。
それって…?
「あの、時間をおかないと判断できねぇんで、一週間一緒にいてみてもいいっすか?」
ざわついていた倉庫が次第に静かになっていき、意見がまとまったらしい。
前にいる1人の人がそういった。
白龍の仲間にはなれないのかも、そう思っていつの間にか止まっていた涙が、また目からポロポロ零れていく。
「ね、茜、あれってさっ…」
「とりあえず一週間は仲間にしてくれるってよ」
片方の口角を上げてニヤリと笑った茜が、袖で私の目元をグイッと拭った。
「まーた日向は泣いてんのかよー」
ミッキーが近づいてきて、やれやれと言う声を出した。
後ろにいるタカも、呆れたような表情で。
「日向ちゃん、自分らしくこの一週間過ごせばいいからな!」
「泣いてんじゃねぇ、喜べ」
茜に拭ってもらった目元からもう涙を零さないようにグッとこらえた。
朝陽さん、美影、私を仲間にしようとしてくれてありがとう。
私、白龍の人たちに認めてもらえるように頑張るから。
ぜったい一週間後にちゃんと白龍の仲間になるよ。
強くて、優しくて、暖かい、白龍の仲間に。
──だからもう、泣かない。
「しっかり、信頼得てくる!」
後ろを振り返り幹部の皆に笑顔を向けて、正面の白龍の人たちの方に向き直った。
「よろしく、お願いしますっ…!!」
ぺこり、頭を下げてそう言うと後ろから茜のフッ、という笑い声が聞こえた。
頭を上げた私の背中を、
痛いくらい強く。
────でも、優しく。
バンと叩いて押した。
「ほら、行ってこい。んで信頼でも得られたら一週間後、もう一度ちゃんと仲間になりにこいよ」



