がちゃり、ドアノブを回した美影。
開いていく扉の奥から、さっきよりもクリアに賑やかな声が聞こえてきた。
5人が順々に扉の外にでていく。
スー、ハーと一回深呼吸して、私も扉の外に足を踏み出した。
「──美影さん!こんちはっす」
「茜さんの部屋でなにしてたんすかー?」
「5人そろって…も、もしや!」
「あんなことやこんなことを…!?」
「し、刺激が強すぎる…!!」
「ってええ!?女の子!?ついに茜さん誘拐でもしたんですか!」
「外道だ!外道だぞ茜さん!」
「あ、タカさん俺こないだタカさんの言ってたバトルアニメみましたよ!」
…いや、ごめんまってまって。
ちょーっと茜の部屋に戻って、一回自分を落ち着かせてきてもいいかな?
いいよね?うん、そうしよう。
回れー右っ!
くるり、半分回転して足をもと来た道に一歩進めると
「ぐえっ!」
首元をグイッと引っ張られた。
おかげで私の口からは、恐ろしく気持ち悪い声がでた。
それはもうまさに本物のカエルのような。



