真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】





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少し前の話。



私は高1の時に彼ら、


──青嵐の姫になった。





私の背負ってた過去も聞いてくれて、彼らの過去も少し話してくれた。




私は、俺様でクールだけど本当は優しい中哉が密かに好きだった。








もちろん、みんなが私のことを仲間としか見てないのも知ってたし、わたしの恋愛感情を知られて気まずくなるのも嫌だから、極力隠し通してきた。






まぁ、鋭い茂にはバレてたけど。






近くにいれれば幸せだったし、この恋が叶ってほしいなんて微塵も思ってなかった。





私の生きがいは彼らだと言っても過言ではないくらい、私は彼らを信用してたし、好きだった。









───初めてだったんだ。



仲間ができたのも、自分を信じてくれるひとができたのも。






でもそんなのは呆気なく崩れた。







……2年生の春、篠原柚姫が転校してきたことで。



中哉が、彼女を気に入ったらしく、倉庫に連れてきた。












───…それが始まりの合図だったと思う。







『あ〜!その子転校生ちゃんじゃん!』


『ほんとだ!なんで中哉が連れて来てんの??』


『気に入ったから。別にいいだろ。…日向仲良くしてやってくれ』




気に入ったから、そういった中哉の言葉で胸がドクンと疼いた。


普段無表情な中哉の顔がほんのすこし、ほんとうにすこし、緩んだ。



戸惑いを隠せないまま、顔を俯かせて返事をする。




『っ、…うん』





中哉が篠原柚姫を見つめている目を見て、あぁ、好きなんだって分かってしまった。