席に座ってぼーっとしながら、なんとなくまだ姫だった時のことを思い出す。
よくよく考えれば、私の人生の中で一番輝いてる思い出かもしれない。
モノクロの私の人生の中で、唯一色がついた時だった。
楽しかったなぁ、あの頃は。
誰にも認めてもらえなかった私。
生きる意味も死ぬ意味もなくて。
許されないことをした過去がある。
なのに。
初めて人に信じてもらえて、認めてもらえて、仲間になって。
でも、そんなのはいっときの夢だった。
鮮やかだった思い出も、これからもこうやって笑ってられると思った思いも。
全部、夢。
あのとき、あの子に……
全てを壊された。



