真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】





席に座ってぼーっとしながら、なんとなくまだ姫だった時のことを思い出す。


よくよく考えれば、私の人生の中で一番輝いてる思い出かもしれない。



モノクロの私の人生の中で、唯一色がついた時だった。





楽しかったなぁ、あの頃は。




誰にも認めてもらえなかった私。

生きる意味も死ぬ意味もなくて。

許されないことをした過去がある。



なのに。


初めて人に信じてもらえて、認めてもらえて、仲間になって。


でも、そんなのはいっときの夢だった。



鮮やかだった思い出も、これからもこうやって笑ってられると思った思いも。


全部、夢。









あのとき、あの子に……






全てを壊された。