そして全国をかけた冬の大会、準決勝の3クォーターで副キャプテンが接触プレーで負傷し、そのまま欠場。
ポイントゲッターのセンターを失った穴は大きく、接戦の末に敗退。
米倉小ミニバス初の全国大会出場の期待が大きかったが、県大会3位で関東大会出場が決まった。

そしてここから、米倉小ミニバスの快進撃が始まる。

美空·圭織·菜月は4年生で、ユニホームをもらえるようになる。
美空にいたっては、レギュラーになった。
そして、裕美と美咲が入団する。
バスケットに必要な5人が、この時点で揃った。
そしてこの年は、昨年の強さを引き継いで冬の大会で準優勝。また関東大会止まりだった。

そして、美空たちは5年生になる。
その年、親の転勤で圭織が転校すると、菜月も家庭の事情から半年ほどバスケをお休みした。
美空·裕美·美咲は、レギュラーで6年生を支えた。
この年こそ…と、"全国"の期待がかかったが、その重圧に負けたか、最後の最後、1点差に涙を飲んだ。

その決勝は、美空も裕美も菜月も、ベンチから見ていた。
美咲にいたっては、6年と一緒にコートに立っていた。

そして、初の全国大会出場の期待は、6年生から美空たち4人にバトンが渡された。