そのあと、佐原さんと私はすぐに帰ろうと準備をはじめたけど、美紗子さんに





お茶でも飲んでいかない?






と、引き止められ、美味しいお茶を何杯か頂いた。





さて、そろそろ帰りましょう、と佐原さんが立ち上がると、





晩御飯もどう?





と、またまた引き止められ、晩御飯も頂いてしまった。



美紗子さんの作るシチューは絶品で、私も家に1人、美紗子さんが欲しいわあ…








そんなこんなで、気付けばすでに時計は11時を回っている。





美紗子さんは、泊まっていけばいいのに〜って言ってたけど、
佐原さんはキッパリバッサリ断って、
これ以上美紗子さんに引きとめられる前に社長宅をそそくさと出た。