メルヘンの王様の本宅に、長い長いチューリップ畑を抜けて、やっと着く。 佐原さんに続いて、車から下りると、緑の匂いが私を包んだ。 そして、私は目の前の大きな建造物を見上げた。 呆れちゃうほど、大きくて、真っ白。 まるで中世ヨーロッパから抜け出した、お城みたいなお屋敷こそ 社長の本宅。 もう、この響子様が稼いであげてるから、こんな贅沢出来るのよ! もう、ほんっと私って頑張ってるわ! なーんて思っていると、 ガチャ と社長宅のドアが開いて、とっても綺麗な女性が顔をのぞかせた。