「花が、笑って良いのは


俺の前だけにして?


他の奴らに見せたくない。」



顔が熱くなるのがわかる



でも、さっきの教室でだって、


サラとやらに、笑いかけやがって………



「十麻くん!」


花が、俺を見上げる。



「なに?」

その仕草に俺の頬も緩む


「十麻くんは、キュンキュン犯罪って知ってる?」


キュンキュン犯罪??


「知らない。」



「キュンキュン犯罪ってね、十麻くんの仕草1つで
私の胸がトクトクしてね、キュンキュンしちゃうんだよ?」


「意味わかんないけど、


花が俺の仕草1つでキュンってしてくれたんだ………」




その瞬間、俺に悪魔が降臨した