-そうまside-


俺が病室に入ってしばらく話していると

ゆりあが洗面器をとってと苦しそうに言い出した

でも、間に合わなかった

ごめんな?

でも俺気にしてないから


吐いている間のあいつの顔はとても苦しそうだった


その顔を1番近くで見ていた俺も苦しくなった。

そしてとても辛かった......


俺はゆりあに大丈夫と言われ看護師を呼びに行った


看護師を連れて帰ってくると

苦しそうに口元を抑え咳き込んでいるゆりあがいた


俺はただの咳だと思っていた

「大丈夫か?!」そう言おうと思った瞬間血相を変え叫んだのは看護師だった


その時俺は気づいていなかったんだ

床に落ちていた無数の血の雫に