「何がよ?」 「だから…俺が教えてあげようかって言ってんだよ。 勉強のこと全てを。 なんなら違うことを教えたっていいんだぜ?」 水上は私をいじってくる。 だって水上から離れたと思ったのに、アイツ私に接近してきたから。 顔の熱は引かないが、今のこのセリフで少しだけ熱が引いた気がする. 「だ、大丈夫だよ。 私1人で何とかできるから」 「解の公式すらわかんねぇやつが?」 「う、うるさい!! とにかく自分1人でできるって!!」