泣虫女 と 毒舌男


何でわかるの?と思い、目を丸くさせる。




「さっき水上が廊下を上機嫌で歩いてたわよ。



アイツ、あんまり友達居ないし1人で歩いてたんだから、蜜奈が関係してると思ったの。



で?今度は何されたの?」



弁当を広げながらミカンは私に質問する。




私もようやく席に着き、ミカンと同じく弁当を開封する。




そして弁当が露わになると、私はさっきの出来事をミカンに話した。





「なるほどね…


で、蜜奈はどうして水上がそんなこと言うのか分からないんだ?」




「そう.私男遊びなんてしたこと無いし、アイツと遊んでるつもり無いし」




ミカンはため息をついたが、その先を言わなかった。



「その答えは、蜜奈自身が見つけるといいよ。



あたしが今この瞬間に答えても、蜜奈は信じないだろうし」




「え?何で?!



教えてよ!!」