蛙みてぇ」
と、けらけら笑ってる。
教えると言って教えようとしない水上に若干腹が立つ。
さっきと違い勢いをつけて机上に缶を置いた。
そして水上に近づいた。
アイツのどこを掴もうか迷った末に、掴んだ場所は肩。
「いいから教えなさいよ。
もしかして無いんじゃないの?」
一瞬水上の口角が上がったのがわかった。
それから水上は私が水上の肩を掴んでない方の手を思いっきり引っ張って、自分の方に寄せた。
何をするのかわからず、ふためいていたら水上にキスをされた。
「は?」
言いたかったけど、口を塞がれて言えない。
水上は目を瞑っている。
