泣虫女 と 毒舌男


「これ、ふたがねぇからペットボトルより、早く飲み終わらないといけねぇじゃねーか」



とは文句を言っているけど、缶ジュースを開けてフルーツジュースを飲んでいる。



「いいじゃん、それくらい。



どうせ喉を潤すために買ったんだから。



ほら水上.喉渇いたってさっき言ってたじゃん」




「何でそういう所には忠実になるんだよ…」




水上は下を向いてぼそぼそ言う。





「何?何て言った?」




「別に何でも。



ほら、おまえも飲めよ。褒美だ」




と言って水上は感の上の方を持って、私に無理矢理渡した。




何で飲みかけを飲まないといけないの。




しかも何気に水上、こっち見てるし。





「それよりさ…」