泣虫女 と 毒舌男


何で私アイツに乗せられちゃんだろう.



自分では意志が弱い人じゃないって思ってたのに。






「これでいいでしょ」




適当にジュースを買い、空き教室に入った。



窓側の席にどしんと座ってる水上に缶ジュースを投げて渡した。




「フルーツジュース…



まぁいいだろう、合格」




なんだよ、その態度。




「で、何?水上は私の何の秘密を知ってるって言うの?」





「いや、合格じゃねぇ!!



これ缶ジュースじゃねぇか」




話、反らされた…




「缶ジュースの何が悪いの?」