泣虫女 と 毒舌男


「そうやって拒まれると、興奮する」



なんて水上は言う。



「ゃ・・・めてよ」




嫌な過去が甦る.




やっと忘れられてたのに。



そして水上は私の唇に自分の唇をくっつけた。




そんなに長いキスではなかったが、私には耐えられなかった.




数年前のことが甦る。




それと同時に涙が出てきた。




そのまま私は足に力が入らず、座り込んだ。



相手はさっきと同じ体制で、私を逃がさない体制を保っている。




「おまえは、こういう事が好きなんだろ?



俺前に見たんだ。



おまえが1日に何人かの男といちゃついている所を。



本当は男が好きなんだろ?