泣虫女 と 毒舌男


ものすごく自信ありげに言ってくる。



どうせ秘密って言っても、そんなに大したことじゃないでしょうね。




「言ってみなさいよ、その秘密って言うやつを」



このセリフを言った時、丁度校門を出て曲がり角を曲がった時だった。



「いいぜ、教えてやるよ」




なんて言うと、私の体を塀に押しつけた.




本日2回目の逃げ場の無い状態.




昼休みのことを思い出し、塀に落下物が無いか確認する.




うん、大丈夫なようだ。




「何よそ見してんだよ?



そんなに男に接近されるのが好きなのか?」




「そんなわけないじゃん!


さっさと離れなさいよ!!」



変な理屈を言われ、私は近い相手の体を離そうとする。




しかし男の力に勝てない.