泣虫女 と 毒舌男


そろそろ行かないとね~」



ミカンは私にはっきりと何の部活に入ってるか教えてくれない.



まぁミカンと同じ部に入る気は無いから、別にいいことなんだけど.




「じゃあ行かないと!!



頑張って!!」



と私が言った。




「へぇ~、この人が如月さんなんだ~!!



ちっちゃ~い!!」



ミカンを送ろうとしたら、後ろからそんな声が聞こえた.




声の発信源を見る.



するとそこには水上と誰かがいた.



声の主はその誰かだ。




「え?私に何か?」



と知らない人に聞きつつも、見送るはずだったミカンの腕をがっしり掴んでいる。




「いや、こいつがさ目をつけてる女子が居るって言うもんだから、どんな子か見に来たわけ」