泣虫女 と 毒舌男


「ふ~.


落ち着いたわよ.で?どうしてたの?」



言ってることと態度が違うんですけど・・・?



と、つっこみを入れたくなったが我慢した.




「資料室で…まぁちょっとしたハプニングが起きてしまい…



あいつに泣かされた」




「え?!」




大事な部分だけをミカンに伝えると、またもやミカンは私の机を拳を作って叩いた.




「も~、許せない!!


あの水上の野郎~!」



「や、やめてよ!!


マジで!マジでアイツになにもしないで!!」



いきり立っているミカンを、私は必死に止める.



席を離れようとしていたので、慌てて手を掴んで阻止する。




「どうしてよ?!



蜜奈は、あんなヤツに泣かされたんだよ?!」