瀬奈の大声のせいで、毎日のように話しかけてきてうるさかった貝塚くんが寝ていたのに起きてしまった。 「おまっ…片岡さんって、葉月の好きなやつか?!」 あきらかに動揺している貝塚くんは、私に聞いているようで、瀬奈に聞いていた。 ふふん、と鼻を鳴らしてなぜか得意げに 「そうよ♪」 と瀬奈は答えた。 「この感情がまだよく分からないから、好きって確定できないんだけど」 私が眉を下げてそう言うと、瀬奈は呆れたようにため息を、貝塚くんは小さくガッツポーズ。