今は4月の終わりころ。 この時間だと、少し肌寒い。 風邪を引かないようにと着込んできたはいいが、体型がぽっちゃりなせいか、苦しい。 瀬奈は、頬をほんのりピンク色に染めて、寒そうにしている。 「瀬奈、コレ、つけてな。お母さんに持ってけって言われたけど、私暖かいから大丈夫。」 そう言って、私は瀬奈に自分のマフラーを瀬奈の首にかける。 「え、ありがとーっ!志帆、すきっ♡」 いきなり抱きついてきた瀬奈。 それとほぼ同時に、やっと電話に出た片岡さん。