「柚葉ー!どーだったの?!デート!」

どーだったもこーだったも…

「荻原が誘ってきました。」

「…」
  
「…」

「…え、荻原君が?」

「うん、荻原が。」

「あの荻原君が…か。なんか、意外だね。」

「あたしもかなりびっくりした。」

「まぁ、よかったじゃん!楽しんでおいでよー?せっかく取り付けた約束なんだからっさ!♡♡」

そーだよね。楽しまなきゃ!荻原の私服♪はやくみたいぃー。

「あのさー、柚葉…そんなにみたいの?れ荻原君の私服!」

「あれ、またばれてた?笑」

「ばれてたもなにも…口にでてた。」

え、待って。はず。恥ずかしすぎるでしょ。荻原聞いてないよね。うん。

「荻原聞いてなくてよかったぁー・・;」

「…はぁ。。。もー柚葉ったら…がんばってきてね!デート。」


「うん、ありがとう!花蓮!」

ーーーその、楽しみにしていたデートで起こる事態を、柚葉も花蓮も、そして荻原でも、予測していなかった…