その、ある事とは、

「携帯小説」

だった。


これなら、自分の想いを書けるから少しはスッキリすると思うからだ。

前まで仲の良かった友達が、携帯小説を始めたと言っていた。

その友達は三日坊主で終わってしまった。

と言っていた。

僕は元々文を書いたりするのが好きだった。

だから、携帯小説を始めた。


僕が今まで受けてきた

「いじめ」

の事を事細かに書いた。

初めは誰も目にとめてくれるとは思ってはいなかった。

だが、時が経つにつれてファンが増えて行き感想とかも書いてくれた。


その話のページ数は50ページ程だった。

読んでくれるかもしれない人に読みやすくするために
「タイトル」
や、
「ストーリー」
を書いたのだが、50ページ程になった。

でも、人気のある人達は

300ページ~500ページ

の人達だった。

でも、僕は

「読み易い。」

「感動した。」

などの理由で人気になっていった。



それから、数年が経っても人気は絶えなかった。
僕は18歳になった。

そして、成人になる前までに起きた出来事をまとめて投稿した。

総ページ数は600近くだった。

そして、僕のファンの誰かが

「書籍候補」

を送ったようで、アプリ会社からメールが来た。


そして、あっと言う間に僕の話が書籍化された。

売上げも良かった。

いつの間にかテレビにまで出演するようにまでなった。

そこで、僕が過去に起きた出来事を公開した。

その時の視聴率は高かったと言う。

最後に僕はこう伝えた。


「全国のいじめの被害に受けている人へ。
僕はこのテレビに出ている時、過去の同級生は僕の事を忘れていると思います。
でも、君達にはこんな想いをしてほしくはない。
だから、僕は君達に伝える。」




「どんな事があっても、楽しもう。」



楽しめない人もいるかもしれない。

でも、友達は一人でも良いからいた方がいい。

僕には友達がいない。

僕が、優位楽しめるのは小説を書いている時だけ。

だから、こんな人生を送ってはほしくない。

だから、僕は君達には伝える。


「人生は楽しむもの。どんな事があろうと前向きに人生を過ごそう。」

今になって言える事だ。

これはでたらめなんかじゃあない。

僕が体験した実際の話。


だから、信じてほしい。


「人生は楽しもう。」

END