入った瞬間目に入るのはカラフルヘッド達。


教室みたい…それが第一印象。


綺麗に染め上げられた派手髪達はまさに私のクラスメイトそのものだった。


目がチカチカするよ。


まぁ、見慣れてはいるんだけどやっぱり慣れないね。


そういう自分は金髪だけどさ…


なんて思っていると、



「あっ、蓮さんっ!こんにちはっ!」



と、強面な下っ端からの元気のいい挨拶が聞こえた。


よく聞くとその強面野郎だけでなく周りにいた下っ端達も「こんにちは」と挨拶をしていた。


こんなにザワザワした中自分の世界に入り浸っていた私って天才かも。


決して顔には出さないが心の中では全力のドヤ顔をしていた私。


なのに!していたのに!



「おう」



この態度!快く向かい入れてくれた下っ端君たちに対してこの態度だよ!?


ドヤ顔から変わった私の表情を表すなら唖然。その言葉がピッタリだ。