「急な話だけど美希には高校に行ってもらおうと思って」
高校というワードを聞いた瞬間思わず飲んでいた紅茶を吹き出しそうになった。
「なんでまた高校なんて…」
実は今、私がニートをやっているにはある理由があった。
それは至ってシンプル。
入学して間も無く教師を殴って退学になったからだ。
あれは私は悪くない。……悪くない。
「なんでって高校は卒業しておいたほうがいいじゃない?」
紅茶を片手に笑顔で話を続けるお母さん。
話に全く関係ないものの綺麗すぎて絵になるなぁなんて思う。
「そうだね…じゃなくて今更高校なんてめんどくさいよ!」
お母さんに見とれ思わず流されそうになるのを全力で阻止する。
「いくわよね?」
先ほどの優雅な時からは想像できないほど一気に空気が変わる。
私の目の前にはドス黒い微笑みを浮かべるお母さんが…
「行きます!!」
こうして優雅なニート生活はあっさりと終わり2度目の高校生活の幕が上がることになったのです。

