私のあからさまな態度はスルーしてくれるらしい希龍は「お邪魔します」と言いながら部屋に入る。
なんかムカつくけど今だけは許そう。
最後の黒髪が入ったことを確認し扉を静かに閉じる。
リビングに戻った途端に突き刺さる視線。
…これじゃあ私がやらかしたみたいじゃん!
実際やらかしたんだけどさ。
「んでんでー!どーゆーことなの!?」
話し出さない私に痺れを切らしたのかいつも通り大声で話し出すオレンジ頭。
どーゆーことって聞かれてもなぁ
「えっと、男子高校生じゃなくて女子高校生です」
こーゆーことだよね?
「古城麗って偽名ですよね?本名はなんですか?」
麗って女の子いそうなのに…
偽名って決めつけるの良くない!
まぁ何も情報でない時点でそうなるんだけどさ。
もっと細工しとけばよかった。
なんて今になって色々思い浮かぶ私。
とは言え誤魔化すことなど出来なさそうなので大人しく言うことにした。

